広島県へ災害ボランティアに行ってきました。
9月15日(土)広島県呉市 呉災害ボランティアセンター天応サテライトで活動を行いました。
9月15日、会員生協より参加者を募集し、バス1台で広島へ災害ボランティア活動に取り組みました。当初、坂町災害たすけあいセンターでの活動を予定していましたが、雨天の為、活動中止が決定し、広島県生協連のご尽力により、呉市天応に活動場所を急遽変更して活動しました。
ボランティアを始めてする方が多く、出雲総合ボランティアセンターにお願いし、災害ボランティア(広島土砂災害、島根山口豪雨災害、熊本地震、鳥取県中部地震等)経験豊富な方に帯同していただきました。また、現地で広島県生協連の岡村会長と合流し、総勢21名(広島県生協連2名、島根大学生協7名、生協しまね10名、出雲総合ボランティアセンター1名、島根県生協連1名)での活動となりました。
活動は、2手に分かれてです。
◆雑巾等で手作業での床下の泥落とし
◆家屋の裏畑に堆積した土砂を土嚢につめて除去
天応サテライトから、歩いて10分。一輪車幅しかない通路しかない地域での作業です。遠くは福岡から等、多くのボランティアさんが、それぞれの現場で泥だし等の活動をしておられました。
土嚢詰めは、後半に雨が振り、残念ながら短めの作業でしたが、248袋の袋詰めができました。広島出身の大学生の方は「災害の時島根で見るしかできなかった。なにか力になれないかと今回機会があったので参加しました。」こうしたらいい等工夫もしながら積極的に取り組み、帰る際にはもっとやりたいと残念な様子でした。
・・・天応サテライトでは今話題のスーパーボランティアさんと会うこともできましたよ。・・・
【感想より抜粋】
◆作業を前に、オリエンテーションの中で「作業中でも被災者の方々とのコミュニケーションは重要です。作業を止めてでも会話をしましょう!」と言う言葉が私にはとても印象的でした。私は玄関前で家主の奥さんと当時の様子を窺うことができました。「川は竜のように流れてきた。橋の手すりも瓦礫の勢いも重なりなぎ倒し、水は前庭の紫陽花や花壇、灯篭でさえも流していった。唯一、17年前に新築した時に植えたこの大きな桜の木だけが残ったんよ!」「春には満開となり主人と花見もするし、ご近所の方々も集まって花見をするし、若い方々はたくさんお酒を吞まれますよ・・」と、笑顔を浮かべて語ってくれてボランティアに来たことさえ忘れ頷くばかりでした。被災されたKさんとコミュニケーションができたことで、どこか心がホッこりとした自分がいました。地震や水害など災害が多発するなか、教訓は生かし備えるしくみと枠組みを超えた連携機能の重要性を改めて痛感しました。また、物的支援だけではなく、被災された方々の心の復興の大切を気丈に笑顔で語られたKさんから気付かせて頂きました。常に「寄り添い合える社会」をどう創って行くかなど、希薄な現代社会のなかに生協として決して目を背いてはならないと感じました。
◆自分が今回、ボランティアに参加した理由は、元から中越沖地震や東日本大震災などの災害が印象に残っていて、その現場の状況を知りたいという思いがあり、地元の広島での豪雨災害の被害を帰郷した際に目の当たりにしたことで、自分も何か力になりたいと感じたからです。
◆今回、このボランティア活動に参加した理由は、呉市が自分の地元だということと、ニュースなどのメディアからの情報だけでなく実際に現場に行くことで、被災地の現状やメディアでは伝えられない現地の声を知りたいと思い参加しました。当日は天候が悪く、雨が降っていたこともあり、十分な活動ができたとは思えませんでしたが僕が作業した住民の話が聞けたのは目標が達成できたのかなと思いました。また、今回達成できなかった地元への恩返しも今後できればなと思いました。
◆困った方がおられれば、少しでも力になるのであれば「力をすこし貸す事ができる」という感覚で参加をしています。報道では、7月から9月前半にかけ、自然災害が猛威をふるい大きな被害が関西、北海道を中心として発生しました。2ヵ月が経過した今も被災地はご苦労がある。という情報を実際にどうなっているのか、その中で、被災された方のくらしを知ることも、私の将来の人生に生かされればという想いもありました。作業内容は床下の掃除でした。堆積した泥は出されていましたが、壁や柱などには、泥が付着しています。この泥をタオルでふき取る仕事を頂きました。作業的には、きついとは思いませんでした。それよりも、床下に入って、泥が落ちて、綺麗になっていくのをみて、水で床上まで浸水し、大切な家財なども汚れたり使いものにならない状況も発生したという実感が普段見えない所でも泥だらけになっていたのをみて、この方の、この地域の多くの方々の想いは計り知れない負担があるだろうと感じました。この家に住む、若い男性の方(息子さん)は、私たちが休憩をする合間に、床下にはいられ、はき掃除をされていました。気遣いによるものだと思います。また、お母さんと娘さんは、雨が降る中、わずかの時間しかお手伝いが出来なかったのに、表門まで出られ見送りをして頂きました。温かい気持ちになりました。2ヵ月経過したのに、床上の家具などは、浸水したままの状態でした。またまだ多くの人の力が必要だと感じました。