エネルギー政策のあり方を考える学習講演会開催
講演テーマ
『島根のエルネギーについて考えよう~エネルギー自立地域をめざそう~』
3月2日(土)・くにびきメッセにて、島根大学法文学部教授・上園昌武氏を講師に『島根のエネルギーについて考えよう~エネルギー自立地域をめざそう~』と題し、学習講演会を開催しました。
学習講演会は、原発事故からの放射性物質の漏出により、放射能汚染への不安が広がる一方、原発による電力不足という状況ももたらしている中で、エネルギー政策の重要な柱となる省エネルギー、再生可能エネルギーの推進ために、私たち一人ひとりができることは何か?を考える場にしようと開催をしました。
上園氏は、エネルギーのあり方に関わる課題として、エネルギーの賢い使い方と再生可能エネルギー普及の両方が必要なこと、ドイツの再生可能エネルギーから学ぶことや松江市民対象に行なわれた「島根原発についての意識調査」の結果も交えての講演会になりました。そして、中国5県の電力需要量と発電供給量、再生可能エネルギー供給可能量など具体的な数値も示しながらのお話しがありました。
エネルギー自立地域を目指して、エネルギー消費を大きく減らして、再生可能エネルギーへの転換を行い、将来世代へのつけを残さない政策を進めることが重要とのお話しがありました。
【参加者から寄せられた感想】
- エネルギーを考えるためには、色々な角度から社会を見たり、考え方(発想の転換)を多く持つことが必要なのだと思いました。
- エネルギーをどう利用していくべきか、どんな見通しがあるのか考えさせられました。震災前から疑問に思っていた事が、今はいろんなところで考えられているのだというのを実感しました。
- 原発立地地域に居住しながら原発を含むエネルギー問題について、殆ど理解出来ていなかったのが現状です。